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帰宅中の電車での一幕が、ちょっとカッコ良かった件。

大学生っぽい男の子二人と、オッサンがこの物語の登場人物です。

仮に、大学生っぽい男の子Aをミロ、
友達の男の子Bをカミュ、
そしてオッサンをサガとします。

ミロは、わりと小柄で、服装はカジュアル、ヤンチャそうな風貌でした。
カミュは、細身の長身で、シャツにパンツ姿で、お兄さんっぽい風貌でした。

発車間際に乗車してきた二人は、席が空いていないのを確認すると
扉の角に立ちました。
そして、ミロは、「あー疲れた。座りたい」などと言いながら、
その場に座り込みました。
まぁヤンチャしたい年頃というのがありますから、
席は埋まっているものの通路は比較的閑散としていたので、
誰の迷惑にもなっていませんし、特に愉快にも不愉快にも思いませんでした。
カミュはというと、ミロの横に立ったまま、ミロを見下ろして談笑しています。

あっちの子は座り込まないんだ~…ふーん…。
と、なんとなく横目でそんな様子を見つつ、私は眠りに入りました。

ふと気付くと、ミロは扉横の空いた席に座っており、
カミュはまた立ったまま、ミロを見下ろしてニコニコ話しています。

すると突然、スッテーン!と、豪快な音が車内に響きました。

何事かと音のした方を見ると、ちょうどカミュの前、
扉横に立っていたオッサンがひっくり返っているのです。

そう、これがサガです。

サガはくたびれた中年親父で、そうとうベロベロに酔っているらしく
さらに極度の眠気で、立ちながら体をグラングランさせている
危ないオッサンです。

そのサガがカミュの目の前でひっくり返ったのです。

ミロの方に思いっきり体を倒し、そのまま座り込むように
ドシャッと倒れ込んだサガに、ミロはビックリして、
サガの重みで痛めた体を擦りながらサガを黙って見ていました。
カミュもはじめはビックリして、黙って項垂れているサガを見ていたのですが、
すぐにサガの肩を叩いて、大丈夫ですか?と声を掛けていました。

サガは、すんませんすんません、と言いながらなんとか自力で立ち上がり、
またドアにもたれ掛かって立っていました。

少しして、ミロの隣の席が空いたので、カミュが座り、
二人はサガを気にしつつも何気無い会話をしていました。

すると、今度はもっと酷い感じでサガが倒れました。
突然頭上からオッサンの上半身が降ってきて唖然とするミロと、
あちこちに頭をぶつけまくって、ヤバい感じに倒れ込むサガ。

サガ怖い…大丈夫じゃないだろう完全に…

皆がシンっと静まり返って、サガが息をしているのかどうか
固唾を飲んで見守っていると、直ぐ様カミュが席を立ち、
大丈夫ですか?席、座ってください。
と声をかけにいきました。

結局サガは、大丈夫大丈夫と、また立ち上がって、
グラングランしていたのですが、私は下車したのでその後
三人がどうなったのかわかりません。

そんなやり取りを見ていて、凄くカミュから学べたなぁと思いました。
明らかに年下でしたが、そんなもの関係なく、
イキりたい年頃の友達に左右されることなく、
自分のアイデンティティを曲げず、
スマートに相手を気遣うそのホスピタリティ。

カミュ、マジカッコ良かったです。

二回もオッサンの襲撃を受けたミロも可哀想でしたが、
カミュの姿にぽつりと、お前えぇ奴やな、と素直に感激していたのも
なんだか素敵だと思いました。

そして、
サガは高い確率で家にたどり着けていない気がする。



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